モルック

モルック           

モルックは、フィンランドのカレリア地方が発祥で、伝統的なゲームkyykka
(キイッカ)を元にTuoterengas社によって開発されたスポーツです。

1,用 具 
 ・メモ帳(点数の記録用)
 ・モルッカーリ(投げる位置の目印)
 ・メジャー(投げる位置の計測用)
    モルック  1本   
    スキットル 12本 ( 1 〜 12番号入り )

2,基 本 ル ー ル

 ・ 1 チーム4人、4ラウンドの総得点で競います。プレイヤーの先攻・後攻後を任意の方法で決めます。
 ・ 各チームが順番に投てきします。
   各チームはチーム内で投てき順を決めておき、その順で投てきを行います。
    ⇒ 3 チーム( A~Cとします )の場合、投てき順は以下の通り。
 ・ 2ラウンド目以降の各チームでの投てき順は、前回のラウンドでの獲得点数が低かったプレイヤーから
.         順番になります。

   A1→B1→C1 ⇒ A2→B2→C2 ⇒ A3→B3→C3 ⇒A4→B4→C4 ⇒・・・ 
・ 4人の得点を順次加算していき、50点ちょうどになったチームが出たらラウンド終了です。
  得点方法等は通常ルールに準拠します。
・3回連続で得点できなかった(スキットルを倒せなかった)チームは 失格となり、
.         そのラウンドでの得点は 0点となります。

 3,競 技             

① 図のようにスキットルを並べます。
② 並べたスキットルから3~4メ-トル離れた位置に投げるラインを決めます。

③ プレーヤーは交互にモルックを投げて、スキットルを倒して得点を加点していきます。(得点は④の説明の通り)
・得点の合計がピッタリ50点になったプレーヤーの勝ちです
モルック棒を投げる時は必ず下手投げです。
 ⇒公式ルールでは記載がありませんが、安全等の観点からお願いします。

④ 1 本だけピン(スキットル)が倒れた場合 =ピンにある番号が得点に。
   2 本以上のピン(スキットル)が倒れた場合=倒れたピンの本数が得点に。
  

   ※ 注意ピン(スキットル)が他のピン(スキットル)やモルック棒に寄りかかっている状態は倒れた
.                ピンとしてはカウントしません。

 

⑤ 倒されたピンは倒された場所で立て直し、モルック棒を次のプレイヤ-に渡します。
   ※ これを繰り返して加点していき、先に50点ピッタリになった方が勝ちです。
50点を超えて得点した場合25点へ減点され、ゲームは継続されます。
  後半になるにしたがってスキットルがバラバラになって遠くなっていくので、倒しにくくなり、ピッタリ50点にするためのかけひきが出てきます。

4, モルックアウト
  モルックアウトとは、複数試合のトータルで勝敗を決める時に同点になった場合に行われます。
大会ではチーム戦で3回のトータルで戦ったりしますが、友達同士で遊ぶときなどあまりやる機会はありませんが

【モルックアウトのやり方】
図のように手前から「6」「4」「12」「10」「8」と一直線上に順番に並べます。  ※間隔はモルック1本分の長さ

 チームメンバー全員が1回ずつモルックを投げ、倒れたら元の位置に戻します。
 得点方法は通常と同じチームの総得点で勝敗を決めます。
 それでも同点だった場合は、点差がついた時点で終了のサドンデスになります。