年号 『 令和 』に 

 

2019年(令和元年)5月1日午前0時、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の規定に基づいて、第125代天皇明仁が退位し「上皇」となり、明仁の第一皇男子である徳仁親王が第126代天皇に位した。この皇位の継承を受けて、元号法の規定に基づき、「平成」から「令和」に改元された。明治以降の憲政史上初めて、かつ、202年ぶりとなる天皇の譲位に伴い改元が行われた

令和(れいわ)は、平成の後。大化以降248番目の元号。徳仁(第126代天皇)が即位した2019年(令和元年)5月1日から現在に至る。日本に現存している和歌集の中で最古の万葉集から引用された。

  • 政府はこの年に限りこれらの儀式が行われる日を祝日とする祝日法改正案を提出し、2018年(平成30年)12月8日、参議院で可決、成立した。祝日法の規定により、この年のゴールデンウィークは4月27日から5月6日まで10連休となった。また、この年は前述のとおり改元が行われた5月1日午前0時を挟んで、平成(平成31年)と令和(令和元年)の2つの元号にまたがる年となっている。
  • 元号に「令」の漢字が使われるのも初である。また、ラ行で始まる日本の元号は暦応以来およそ680年ぶり、「レイ」の音が先頭に来る元号は奈良時代初めの霊亀(レイキ)以来2例目でおよそ1300年ぶりとなる。一方で「和」の漢字が使われるのは和銅以来20例目。昭和に使われているため平成を間に挟みおよそ30年ぶりとなる。
  • 「令和(れいわ)」の典拠は、「万葉集」の巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文(「梅花の歌三十二首并せて序」、詳細は「#典拠」を参照)である確認される限りにおいて初めて漢籍ではなく日本の古典(国書)から選定された。なお、「れいわ」の発音については「元号法はあくまで元号の漢字とふりがな表記のみ定めるものであり、アクセントについては決まっていない」ため、特に定められていない